昨日、大先輩建築家の吉井歳晴氏のお誘いで、商店建築の撮影に立ち会わせていただきました。
既存の建築物の良さに負けないよう、如何に設計に取り組んできたかを、実際の店舗の中でレクチャーしていただきました。
店舗の設計をどうとらえるか、そしてどう取り組むかで「ただの店舗設計」を超えて、一つのテーゼとして社会に開いていこうとする試みにいたく感銘を受けました。
もとある空間に恣意的にデザインするのでなく、素材やそのスケールで対応する。
既存建築物を恣意的にさわるのでなく環境ととらえてとりくむ。
どこまでが既存で、どこまでがデザインされたものかお解りでしょうか?
この馴染み感は通常の商業デザインには無いですね。
据え方としての「好み」は人それぞれですが、時代や経済に挑戦しながら、あらゆる与条件を活かしながら新旧が共存する「デザイン」がそこにあるように思いました。
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住宅、店舗、公共建築・・・。
あらゆる既存の建築にとっての生命線はそこにあるような気がします。
私も新築の仕事をさせてもらっていますが、「改修」という仕事を今後も大切に取り扱いながら社会に還元していきたいと思っています。
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といっても、この感じを出すのはマジむずかしいんすよね。
生半可なセンスや調整能力ではできましぇん(汗
そういった意味でも、まだまだガンバじゃ[E:punch]