親から受け継いだ鉄骨造の資材倉庫をクライアントの絵手紙教室と工房、ギャラリーとして用途変更して再利用する計画です。倉庫のような建築タイプは面積が大きいことから、その条件を逆手に取り、倉庫内部に包まれるように木造の『箱』を二つ造ることで、適正な広さの工房とギャラリーを確保することと、倉庫と箱の『間(あいだ)』も有効活用しています。
■概要
既存鉄骨造倉庫内部に木造軸組工法平屋建て事務所新築
延べ床面積:約110㎡(33坪)のうち建築面積約26㎡(8坪)
建築場所:徳島県
写真撮影:多田ユウコ
■設計者から一言
いわゆる空き倉庫の用途変更というパターンです。このタイプは同じような空き倉庫に始まり、蔵や納屋、車庫といった住宅街の空き建物を活用するというパターンです。住宅として活用する場合、非住宅として活用する場合など法的な解釈や進め方など独特のノウハウが必要となります。同じようなパターンと思われる方はお気軽にご相談ください。