【家づくり】坪単価という考え方について

家づくりをするときに

まず、予算のことが気になります。

その予算について

建て主である一般の方では

ふつうは見当がつきません。

そこでよく耳にするのが『坪単価』です。

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家づくりに必要な費用は

大きく分けて

「① 建築工事費」と「② 諸費用」とに分かれます。

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「① 建築工事費」には

直接建物を建てるために必要な費用

・建物本体(家そのもの)

・別途工事(カーテンや移動家具など)

・設計料(本体に含まれるばあいもある)

などに分かれています。

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雑誌や広告などで目にする『坪単価』とは

ここでいう「本体工事」にかかる費用の目安です。

「1坪(3.3㎡)あたり70万円」という表示は

この本体工事の単位面積当たりの

単価ということになります。

つまり…

家づくりの総予算の目安ではないということです。

この本体工事は家づくりの総予算のおおむね

75%前後と言われています。

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みなさんにとって大切なポイントは

家そのものの費用は全体予算の75%程度…

と感覚的にとらえておくことです。

例えば…

30坪の家を提案してもらったとします。

その提案してくれた会社が

工事の坪単価を70万と言ったとしましょう。

とすると30坪×70万円=2100万という

目安』となるわけです。

そして、全体予算としては

2100万÷0.75(75%)=2800万

という総予算の『目安』となるわけです。

つまり、建て主として

ざっくりこの予算感覚を

持っておくことが大切なのです。

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ここからさらに大切。

工事の『坪単価』には秘密があります

この『坪単価』とは

過去の経験値の平均値だということです

つまり

あなたの家づくりに対して

大きく離れないけど、確実ではない

というものです。

ただ、ここをざっくり知識と知っておくことで

プラン提案してもらったものが

自分たちの家づくりの予算に

おおむね合っているのか

かけ離れているのかを

建て主自身が把握しておくことができます。

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よく『坪単価』は信用ならない…といわれますが

これは『坪単価』のとらえ方の違いからくる

誤解が生んだエピソードからきています。

あくまで、コスト感覚を

建て主側が感覚的に把握するために

そして、家づくりをする様々な業者と

フラットなコミュニケーションをとるための

建て主側の『知識・目安』として大切なのが

『坪単価』たど考えています。

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家づくりにかかる費用は多岐にわたります。

現実には設計したものを

細かく見積もることで決まります。

そのタイミングは

おおむね着工する直前となります。

そのタイミングで

いままで計画してきた家のプランが

予算オーバーで破綻してしまわないように

自らが予算感覚を身に着けるために

『坪単価』があると私は考えています。

アトリエセッテンは、注文住宅で新しいマイホームを創りたい人、いまある家を建て替えるのか、リフォームするべきなのか悩んでいる人、あるいは愛着のある我が家をリノベーションしたいと考えている人に『ワクワクする家』を納得して手に入れるためのお手伝いをしている住宅専門の建築設計事務所です。家のカタチは十人十色。暮らし方、家への考え方はみんなそれぞれ違います。ですからアトリエセッテンでは一人の建築士(建築家)が最初から最後までお客様のパートナーとして寄り添いながら家づくりのサポートをしています。

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