先日の和歌山入りで、熊野古道なかへち美術館に寄ってきました。
当日は休館日で中には入れないということだったのですが、
山長商店の榎本社長の力技?でなんなく突破!(笑)&(汗)
おかげで、展示室と事務室以外を見学することができました。
私の耳に入ってくる噂では、熊野の自然に建築が耐えられず、ひどい事になっていて、今は閉館している。というものでしたが、なんのなんの、この美術館の館長さん?と思われる女性がニコニコと館の事をお話ししてくれました。その表情はこの建物を愛してますよって書いてあって、いい感じでした。
こうやって、建物を守る人が、来館者や他人に対して「建築に対する好印象」を語ってもらうことで、自分自身も見方が変わったりするものですね。いいオーラを出しておられましたよ(笑
この建築は、私が好んで創りだす建築ではないですが、建築好きとしてはワクワクさせられる建築ではあります。好き嫌いではなく、ちゃんとした力があるように感じたのは私だけでしょうか?
美術だけでなく、そこに訪れた来館者そのものが展示品のように感じる。高度に抽象化されたおもしろい空間でした。
やっぱり、建築は体験してなんぼですね。