「西日は低~く差し込んできて凄く暑い」
たしかにそうなんです、特に夏場は。
でも、西日って暑いだけでほんとに邪魔者なの?
いや、個人的には情緒のあるものだと思っています。
西日には趣がある。
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みなさん、夕陽は見に行ったりしますよね。
夕陽が見れる名所・絶景でなくても、
ご近所で沈む夕陽にめぐりあうと
ふと足をとめて眺めたりしませんか?
そうです、夕陽(西日)は心を和ませるのです。
この写真の開口部は西側に面しています。
家の西には小高い山があり、西日を遮る役目を与えています。
でもでも『趣』として差し込んでもらうことも期待しています。
お昼過ぎから夕方まで顔を出すお天道様
裏山に沈むまで少しだけ楽しませてください。
ちなみに裏山も『借景』として考えています。
(裏の小屋の辺りがなんともいいでしょ?!)
お昼過ぎには縁側に陽射しが燦燦と差し込んできます
深い軒下のおかげでちょうど良い具合で遮ってくれています。
深い庇の西側の妻面にはスノコ状に無垢板を貼り
西日が筋状にリズミカルに差し込むように工夫しています。
沈む直前にはこのような感じで差し込んできます。
右にある小上がりでくつろいでいるときに
ふっと室内に差し込む日差しに気づいたときに
すこし贅沢な気分になるように思いませんか?