住宅の確認申請がおりたので、確認済証をとりに淀屋橋へ。
そこのほど近くに『適塾』があります。
何度か訪れているので、通り過ぎようと思ったのですが、
何か引っかかるものがあったので、Uターンして入場。
やっぱり戻ってよかったです。
学び舎という性格から、過度な装飾は無く、簡素で大人しい。
それぞれの部屋がもつ機能によって床、壁、天井、建具のあり方が違う。
これぞ機能主義デザイン?
耐震改修された時の考え方と方法の展示もあり、
当時の趣を壊すことなく改修する方法が目の当たりにできます。
重要文化財なのでそれなりにコストがかかっていますが、
参考になるところも多い。
私はヅーフ部屋の低い天井を潜るようにして塾生大部屋に抜けるところが好きです。
ヅーフ部屋とは簡単に言うと図書室。
当時貴重な蘭学の書籍が10冊程度あって、
塾生は書籍をその部屋でしか見てはならないという掟があり、
皆がそこに日夜こもって書籍を開き学んでいたようです。
ヅーク部屋から大部屋へ。低いところから高いところへ。
大部屋からヅーク部屋へ。高いところから低いところへ。
小さな部屋にこもって調べ、学び、大部屋で議論する。
その当時の塾生が見えてくるようですね。
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