この度、Atelier SETTENでデザイン監修させていただいた、マンションのリノベーションが完成しました。
なぜ「監修」かというと、実は今回の物件、以前私がマンションリノベーションの設計監理をさせていただいたクライアントの物件で、前回の設計や監理のプロセスにクライアントとして参加してみて「デザインの面白さ」に目覚めてしまったようで「俺自信の手でプランニングしたい」との熱い申し出に「では監修という立場で手助けさせていただきましょう」となったわけです。
といっても「魂はディテールに宿る」といいます。素材の使い方やその納まりはなかなか素人には解りませんし、ちゃんと監理をしないと施工者にも伝わりません。設計と監理は切っても切り離せないものですから、なかなか監修という立場で完璧さを求めるには難しい部分もありますが、クライアントが描いたプランニングでの思いが細部にまでいきわたるよう、できる限りお手伝いさせていただいたわけです。
前回の「大人の隠れ家」と同様に、本物のオーストリア産レンガをふんだんに使い、今度は Miele の高級キッチンをドカァーンと設置して広ーい空間を贅沢に使われていますね。バックキャビネットには Nesplesso もビルドインしてあって、クライアントも大満足!「進藤さん、飲んでみる!?」と引越前のリビングで美味しいコーヒーをいただきました。
今回は、生活する舞台としてのリノベーション計画で、前回とは異なる機能を持ちつつ、テイストとして同じものを持たせるというテーマがありましたから、その辺の具合を程よく調整することがポイントでしたね。
ここでも「かっこよく」そして「気持ちよく」生活して下さいね[E:good]