と、石井琢朗に思う。
タクローさんはかなりの選手です。当然「プロ」ですよ、プロ野球選手です。しかしですよ、しかし!彼はすでに現役22年目、今年40歳、2355安打を打っていて、数々の賞に輝いている大選手です。
二年前、ベイから戦力外通告されたけど、十分の功績と彼の持ち前の明るさ、彼の人脈からすると関東圏ではキャスターなどテレビ関係で引っ張りだこのはず。その世界で見識をさらに深めればベイの首脳としてもいずれは野球に関われるはず・・・と考えるのが普通でしょう。(平凡な私の考えですが)
なのに、なのにですよ。
わざわざ、給料1/10になって、単身赴任で、体力勝負のアスリートの世界に、別の球団から我がカープに一選手として入団するわけですよ。そして、今年40歳になるのに、ちゃんとレギュラー争いしてるんですね。キャンプ中も早朝の散歩から始まって、居残り特打まで、若手にまじって練習している、いや若手以上かな。
そりゃ、それだけ今までやってきたから22年間も現役で入れると思うし、それがプロだろと言われれば、私もそう思います。
しかぁし、しかしですよ。
私がプロだなぁ。と思うのはここからです。
彼の、ブログ。ぜんぜん、そんなこと感じさせないぐらい「かるーい」んですね。「おれ、めちゃ頑張ってるよ!」なんて過剰な「努力」のアピールなんてせずに毎日こつこつ日々の楽しさを綴ってるんです。そりゃ、しんどい事やつらい事なんかいっぱいあるだろうけど、書かない。
「俺、野球やってるの楽しいんだよ。」
「そして、野球と野球を通じた環境そのものが大好きでたまらないんだよなぁ」
「みんなも、そうやって生きていこうぜ!」
こんな感じがすごく伝わってくるんですね。(タクローさんに聞いてないですけど) 彼自身の選手としての努力も相当なものですが、彼が取り組む子供達への活動とか、発信する事とかが全て「プロ」だと思うんですね。彼が来て相当カープファン増えたと思うし、カープの他の選手が身近になったと思うよ。さりげないけどすごい事やってると思います。
凄いことやってるのに「さりげない」ところ「プロ」だと思います。
私も彼に見習うところが多いし、私自身そんな「プロ」でありたいと思います。今年もガンガンやっちゃって下さいよ、タクローさん!
見てよ、いいねこの軽さ。名球会選手ですよ(笑
写真すべて : 超・琢朗主義(オフィシャルブログ)より