「住生活基本法」って?

実は、知ってそうで知らないお話。
皆さんが日頃目にしている高度成長期からの町並みや住宅。
これら当たり前の風景は、おおきな意味で「住宅建設計画法」なるものが誘導して出来てきたということをご存知ですか?
日本の住宅政策は、戦後の住宅不足を解消することに始まり、その量が充足された後には質を上げることを目標として「住宅建設計画法」の「住宅建設五ヵ年計画」という基本方針に従って進められてきました。
その量的な確保を十分達成した今、質的に優れた住宅を維持し、循環させていくことが課題となってきたことから「住生活基本法」が策定された訳です。
つまり「スクラップ&ビルド」の建てては壊すという流れから、良質なストックを創出し、ストックして維持していこうという方針に切り替わったという訳です。
「住生活基本法」は、今後も品質・性能のよい住宅を供給し、その性能を維持管理し、そうした良質なストックを適正で且つ円滑に流通させる為の基本方針なのです。
若干、法律が社会の営みに遅れて策定された感はありますが、こういった方針のもと安全や安心また多様な価値観に対応できる社会になっていけば良いなと思いますし、きっとなっていくのだろうと思います。
だって「住生活」の「基本法」なのですから。