昨日、建築士会の委員として一級建築士免許登録申請説明会のお手伝いに行ってきました。
難関である試験に合格して安堵と希望を持った新しい一級建築士の方々が登録申請に来ておられました。
この説明会で登録受付を済ませると、割と早く建築士免許が交付されるようです。
私の推測する所、この説明会に来られた新建築士の方々は真面目できっちりしておられる方が多いのだろうと思います。ちゃんと情報を収集して登録開始と同時に手続きを済ませることができるのですから、素晴らしいと思います。
かくある私は、当時そんな説明会があることすら知らず(きっと手元に資料は来ているはずですが…)ぼちぼちと申請に行きましたね。おかげで免許の交付が結構後になって「本当に合格してるのかな?」と思ったほどです。(汗
免許をとったからには早く欲しくなるのが人の常。合格された方は早めに申請を済ませましょうね!
思い出せば私も一級建築士の受験勉強は苦しかったなぁ…
だいたい年始に「今年は一級を!」と目標を立て、3月ぐらいから参考書を開くようになり、ゴールデンウィーク明けから「ヤバッ」と思って机に向かうというパターンなのですが、こういった時に限って仕事が忙しくなるもんで、まさに仕事と試験勉強のはざまで様々な葛藤をくりかえしていましたねぇ。
仕事はおろそかにできないし、納期もある。ましてや所長や上司もそれに向かって一生懸命取り組んでいますから、私だけ「試験勉強があるんでお先です」なんて自分勝手なことは言えません。
そんな中、日付変更線が変わるころ帰宅して、お風呂に入り一息つくもつかの間「エスタロンモカ」をぐびぐびと飲みほし机に向かったものです。
朝の5時まで勉強して、3時間だけ寝て再び「エスタロンモカ」を飲みほし仕事に向かうという生活を一ヵ月間強続けたかなぁ。何度「来年にしようぜ」と悪魔のささやきが聞こえたことか(汗
おかげで試験当日は精神と肉体がボロボロで「おえ~っ」とえづきながら受験したことを鮮明に覚えています。
でも、努力は必ず報われる!
一級建築士の合格発表はだいたいクリスマスイブ。
合格すれば素晴らしいクリスマスプレゼント!
落ちればクリスマス、正月と最悪の日々を送ることになります。
国土交通省の粋な計らいか、はたまた意地悪か。
なにわともあれ、合格した私はとにかく喜びました!
運動系の勝利以外で体から「アドレナリン」が出てくる事があるんだなぁと驚いたと同時にすごく気持ちのいい気分でした!
例えは悪いかもしれませんが「ショーシャンクの空に」という映画で、脱走を果たした時の主人公のような気分で、同じように両手を空に突き上げて「ウォーッ」と叫びましたね、思わず。
そんないろんなドラマが合格された建築士の方々にあると思いますし、とにかく皆さん苦しんで努力してとった事と思います。一級建築士免許は「足の裏の飯粒」(この意味については改めて)とたとえられますが、なにわともあれおめでとうございます!
この先、共に仕事をすることもあるかもしれません、その時はよろしくねぇ~!