【業務日誌】2017年9月21日

現場監理という名のコミュニケーション。

現場ではサッシ取付と電気配線工事が進行中。

今回はセルロースファイバー断熱を使用するので、

外壁貫通部分の打合せを密に行う。

職人さんと話しをしていると、

純粋にものづくりレベルで話ができて心地よい。

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自分がこれと信じる材料を

必ずしも誰もが信じてくれるとは限らない。

なぜこの材料を信じているのかを

信じてもらうことが大切だと思う。

じわじわと効く漢方薬を処方したときのように、

考えや信じていることを時間をかけて共有すること大切と考える。

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完成した住宅リフォームの現場では外構工事の真っ最中。

長い間「土」のままだったアプローチに

新しい「カタチ」が現れていく。

そのカタチに「緑」が加わって

とりあえず産声を上げることになる。

緑のことはプロに任せる。

セッションの思いがけない成果が楽しみだ。

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完成している住宅の中でクライアントには

ひと夏をすごし、その快適さを感じて頂いた。

昨今の「住宅の高性能化」にはあまり出てこない

リフォーム後の「湿度」の変化を身体で感じることで

快適性のありかを再認識する。

あわせて「電気代」として見える情報が

おどろきとして現れる。

「数値」を手立てにすることと同じぐらい

「感覚」を大切にせねばと改めて思う。

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小さな平屋の完成がまもなくだ。

建築確認申請での完了検査日を予約し、

検査申請書類を作成する。

もうすぐ「嫁入り」と思うと少し寂しい。

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いずれにしても、ちょっとした瞬間に

クライアントの顔からみえる笑顔がなによりうれしい。

それと同時に、しばらくお会いしてない

クライアントの顔がたくさん浮かんでくる。

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