住まいの余白について

竣工した家にクライアントの暮らしのカスタマイズが見えてくると

設計者としてもとても嬉しくなります。

これは野郷原の家の入口付近の壁。

IKEAのBASTISという犬のしっぽをモチーフにしたフックです。

野郷原の家のインテリアは素材そのもので構成されているので、

いわゆる『色(カラー)』はありません。

そこは住まい手であるクライアントにお任せして、

それこそ住まい手の色に染めて言って欲しいという考えています。

家具や絵画、こういった小物や雑貨に『色』を入れていただくと、

本当に『家(建築)』がいきいきとしてきます。

クライアントに託す『余白』のようなものを

できるだけ設計の中に残して、

完成後の暮らしの楽しみに変えていって欲しいと考えています。

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