今日は、建築好きの仲間達と再び目神山を訪ねました。
今回の訪問は特別です。
石井先生の設計された「目神山の家No,7」が見学できたのです。
この機会は、友人で建築家の森本雅史さんからの縁で、
実際にお住まいになるクライアントからの招待なのです。
住宅建築で、すでに建築後何年もたっているお住まいには
簡単にお目にかかることができないのですが、
そういった訳で、貴重なご縁と機会をいただきました。
目神山12番坂を目の前にするとなんだか気持ちが高揚します。
建築小僧の条件反射とでも言うのでしょうか。
やはりこの12番坂は、他の坂と持っている雰囲気が違うと思うのは私だけでしょうか。
起伏のある、この坂道を歩けば、そこは石井建築ストリートです。
今回、お宅にお招きいただいお施主様は、
私たち以上の「建築マニア」で、とても建築が大好きなのだと
肌で感じる、とても気さくで素敵な方でした。
住まいの一室一室を丁寧に説明をしていただきながら
工事中のエピソードや、それこそ建築の作法についてお話いただき
隅から隅まで丁寧に、そして楽しく案内していただきました。
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実はこのNo,7、このお施主様の手に渡り、そして改修され
十数年間の放置状態からよみがえった再生建築なのです。
建築の仕事に携わっていないお施主様が、
石井修という建築家への敬愛の念と、強い執念。
そして建築を愛する思い、そこから来る深い知識により
見事なまでに「再生」していました。
残念ながら、内部の写真の掲載はは控えますが、
相当なクオリティーでよみがえっていました。
これは、新築するより難しい行為だと私は感じますし、
この建築への思いが無い限り実現することの無い、
類まれなる、貴重な事実として、深く感銘を受けました。
今日のこの日の体験と、お施主様のあの純粋な思いを忘れず
今後に活かしていきたいと、強く思いました。
書きたいことは、山ほどありますがこの辺にしときます。
石井建築の中でジョージ・ナカシマの椅子に腰掛けて
なんともご満悦な森本氏と私(汗
貴重な時間と機会を本当にありがとうございました。