神主さんの話

先日、伯方島の建築予定の土地に建つ

既存家屋の解体前の安全祈願に行ってきたのだが

そこで神主に祈祷していただき、ありがたいお話を伺った。

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島では家屋の水周りにはその家の「気」が存在していて

解体や井戸を閉じてしまう時に、その「気」を抜いてあげることが大切だとか。

その「気」を抜くのに特有のおまじないがあるという。

その神主さん自身、今までで三度ほどしかやっていないというが、

昔の人の知恵というか、神秘性を見出す力というか、

私は「ほほぉ~っ」と思いながら神主の話に聞きいった。

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まず、井戸や水周りに竹筒を差し込む。

そして、その竹筒の中いっぱいに塩を入れる。

そして、手のひらで蓋をしておまじないを唱える。

・・・

しばらくすると、その竹筒の中の塩が熱をもちはじめ

手のひらを外すと、だんだんと湯気が立ちはじめるらしい。

少し「シュ~」と言いながら。

昔の人は、それを見て「ああ、御家から気が抜けなさっておる」と

ありがたくお祈りをするそうじゃ。

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どうですか?

今では、その神主さんも何かの化学反応じゃろうけど、と

付けくわえてお話しになりましたが、

なんとも神秘的ないい話じゃあないですか!

家の行事って奥が深いですね!

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